【ハッピーエンドが書けるまで】
※軽いネタバレ含みつつわちゃわちゃ言ってます気を付けて
前に観た【あと1センチの恋】のリリー・コリンズが可愛すぎたから内容も何も把握しないまま観た。
りりー・こりんず そーきゅーと。
お話自体は大きな山も谷もなく進んでいくんだけど、小さな笑いとか幸せとかが転がっててすごく良かった。
ただあれだよ。パッパ。サマンサのパッパ。とても渋くてかっこよい小説家のパッパなんだけど、ちくびが。ちちくびがあまりに特徴的で観ながらもちょっと内容飛んだ。
最初のおせっせシーンもちょっと笑ってしまった。そのシーン独特の色香が微塵も感じられなくてむしろ逆に好きだった。
リリー・コリンズが演じるサマンサは駆け出しの小説家で、両親の別れを目にしたためか恋に臆病な女の子。
そのお父さんであるビルは別れた奥さんが忘れられない人。
そして、サマンサの弟であるラスティは初恋の女の子に対してどうしたらいいのかと若い気持ちをぐらぐらと揺さぶりながらも日常を送っている男の子。
三者三様の恋があって、人生があって最後にはにっこりと笑ってしまった。
(ちくびに関してだけはほんと申し訳ない。めっちゃ笑ったし画面にかぶりつくように観た)
ちょっとした幸せな気持ちになれる映画。やさしい世界がここに。
ちょっと待ってくれ今気付いたラスティの声、薬研くんの人だったまじでか。まじでか。吹き替えで観ればよかったまじでか。えええええええええええええあのもじもじしててシャイな男の子がやげっっいやーーーーーちょっと待ってくれまた観よう絶対観る。吹き替えで観る絶対観る。うわまじかよ。まじかーーーーーーーーーー惜しいことしたまじかーーーーーーーーーーー感想全部吹っ飛んだわまじでかああああああ
ラスティめちゃんこ可愛いよ
軍艦島
軍艦島。
廃墟の王様とも言われるその場所の名前だけは、昔から知っていた。
私も廃墟が持つそのもの悲しさと、空虚さが好きで色んな方の作品を見ては胸を強く打たれていた。
だけど、どこの廃墟も行く機会がなくて撮ったことはなくて。
そんな私の廃墟デビューは廃墟の王様、軍艦島となりました。
一言で表すと、どちゃくそ興奮した。
すでに崩壊が進んだ軍艦島には立ち入り禁止区域が多く、ツアーで見れる箇所はせいぜい三か所でした。
だけど、そんな少ない場所だけで興奮させてくれて、息をつくことすら忘れてしまうほどに見入ってしまった。そんな私のちょっとした軍艦島の記録。主にカメラの設定など。
使用カメラ:Canon kiss x7
レンズ:55-250mmの望遠
モードは常にマニュアル。
ISO感200、シャッター速度1/1000、F5.0
手探り過ぎる。
船の上は日差しも揺れも強くて、シャッターをきるたびに設定をいじりまくってた。
上陸、散策開始。
右側が端島小中学校。
左側が9階建ての社宅。
ガイドさんに内部の写真を見せてもらったんだけど、進撃の巨人に出てきたのはこの社宅かなあ?とぼんやり。
他の社宅を見ていないからなんとも言えないんだけど。
最高では????????
(設定書いていこうと思ってたんですけど全部忘れましたえへへ)
こんな、決して広くはない場所に5000人もの人々が住んでいたなんて信じられない。
人口密度は東京の9倍ですってよ。これ同じクラスでも名前わからない子とかたくさんいたんじゃないのかな。どうなのかな。
ガイドさんにお聞きしたんですが、当時教員として働いていたご友人は生徒たちの親御さんを覚えるのが大変だったそうです。
親御さんに会いに行っても、皆さん炭坑の仕事をしてらっしゃるので煤?で真っ黒にっていて、お顔がわからなかったそうで。ただでさえ生徒数が多いのに、名前と顔が一致せずに頭を抱えたそうです。た、大変そうだ……。
こちら側は住宅街です。
今は立ち入り禁止区域となっていますが、私が参加したツアーでは上陸散策後に海上をぐるりと回り島内からは見えない箇所も見せてくれました。
天候状況が過酷な島だったらしく、ひどい時は波しぶきがこの住宅を越えてしまっていたらしい。
こんなに天気がいいのに突然雨が、と思ったら波しぶきだったとかあったらしくて。マジかよ怖すぎだろ。
ふたつ前の写真に写っている灯台まで波しぶきが飛ぶらしいです。マジかよ怖すぎだろ。
(灯台は閉山後に建てられたらしい)
今では世界遺産になり沢山の方が日々訪れている軍艦島だけど、当時は貧富の差が激しく、過酷な状況を強いられている人も多くいたのだとガイドさんの話を聞いて改めて知った。
沢山のお話を聞けて良かったな。
ガイドさん、ありがとうございました。
そしてありがとう軍艦島。またいつか。
こちらのツアーに参加させていただきました。
無事に上陸できると上陸証明書がもらえるんや……最高やないか……
大奥~華の乱~
一言で表すと、「なんかすげえもん見た」(雑)
谷原章介さんすっごく好きだったんだけど、今回のこの上様役で心の底からいらいらしたw
でも最後までっていうか、スペシャルまで観て哀しい人だなあと思った。
上様だけでなく吉保も御台様も、お伝も。みんな。
幕末江戸時代(※ご指摘あったので訂正しますあほを晒したよお♡)にあまり明るくないから詳しい話は知らなかったんだけど、しょうもないことで揉めてるなあと思いつつ、それでもすごく共感しちゃう点もあったから複雑。
小池栄子さんが最高オブ最高怖い女です大賞を独占してたんだけど、終盤の藤原紀香さんが良い感じに巻き上げてきたん素晴らしかった。
目! なんか目! すごい!! って感じ(雑)。
歴史にもしもはないんだけど、「この時こうだったら」と悔やむ点があまりに多くて全体的にちょっぴり悲しいお話だったなあ。
女のバトルには笑わせてもらったけど。
個人的に最初の大奥の安達祐実のキャラクターが一番好き。可愛い。「うえさん」呼び可愛い。
正直この時代のことほとんど知らない状態で観ていたけど、「生類憐みの令」ですべてを悟った。こ の ひ と か!!!って。
でも学校の授業ではその令のことしか学ばなかったから、奥のこととかもさらっと教えてくれてていいと思うの。おもろいから。駄目か。
見終えてから綱吉公のことさらっと調べてみたら男女どっちもいけて、吉保とそういう関係説もあって「あっ……(察し)」とかなっちゃったりならなかったり。
あくまで華の乱では里久ありきのお話ですもんね。そうですもんね。……察し。
もうなんか北村一輝さんの若い時から死に際までの演技が最高でした。声のトーンまで全然違う。すごい。魅入る。
私の初月代は一輝に捧げる。くっっっそ難しい。そして似ない。クウッ
【大宰府オルゴール堂/篠宮あすかさん】
【裏表紙よりあらすじ】
大宰府天満宮の参道の一角に軒を連ねる『大宰府オルゴール堂』。アルバイトに応募した東京出身の女子大生、坂下茉奈は❝1年間で博多弁をマスターすること❞を条件に採用される。イケメンだけどちょっとSな店主・伊藤秀に翻弄される茉奈だが、時折見せる鋭い一面にドキドキ。そんなある日、二人はおみくじ泥棒の少年に出くわす。秀は切れ味鋭く謎に迫るが――2015年度エブリスタ・ミステリー大賞入賞の傑作キャラクターミステリー!
エブリスタ→http://estar.jp/_novel_view?w=23377091
◇◆◇◆◇
本屋さんの新刊コーナーをぶらぶらしていたら、タイトルに惹かれました。
大宰府大好き大好き。飛梅伝説が好きで梅の季節になると参拝に行ってるからどんなお話なんだろうってぺらっと捲って速攻で購入を決めました。
なぜならば、ヒロインの茉奈ちゃんと同じように私も梅が枝餅大好きマン。
特に茶房きくちさんが一番美味しいと思っているので名前が似ているので、共感してしまって。笑
カリカリなのにモチモチで甘すぎない餡が最高だよね茉奈ちゃんわかるよ茉奈ちゃん。
しかし私は限定のよもぎ餅は食べた事ないので悔しみ。一回でいいから食べてみたい。絶対美味しい。
激しく話逸れた。
梅が枝餅だけでなく、参道をプラプラ歩くのも好きなのでその場所が舞台になっているお話を読めてすごく楽しかった。
頭の中でここかな? あそこだ! とかページをめくるたびにわくわくしてた。
お話が進むごとに最初は厳しい方言オタクでしかなかった秀さんの新しい面が見えていき、その人となりが気になってどんどんページを捲ってしまった。
一番最初の紙飛行機のお話が好きです。おま、お前ら頑張れよぉぉ……!;;;
あと蓮兄ちゃんすごく好き。身内に居たらすんごい大変そうで避けたくなりそうだけど、茉奈ちゃんとのやりとりすんごい可愛い。やんちゃな男の人が女の子を構い倒してんのすんごい好き茉奈ちゃんが嫌がってるっていうか逃げようとしてるのとかすごい好き(歪んだ目)。
蓮兄ちゃん、茉奈ちゃんに彼氏ができたらどうするんだろう……震
ひとつひとつのお話が茉奈ちゃんと秀さんの関係を色濃くしていき、終盤に向かうにつれ距離の縮まっていくふたりを見るのはすごく楽しかった。
(蓮兄ちゃんが怖いけど)、もっともっとふたりが近付いて横に並んで梅が枝餅を頬張ればいいのに。絶対可愛い。特に秀さん。ギャップにやられる。
本当は優しい人なんだろうなあと思う箇所がいくつもあったから、そういう面をもっとたくさん知りたかったです。
普段はあまり読まないジャンルのお話だったけど、すごく読みやすい文章で楽しくさらりと読めた。
大宰府オルゴール堂、私も行きたい。どこにあるの。
次に大宰府に行くときは今までと違った気持ちで楽しめそう。わくわく。
【通学電車/著:みゆさん】
【裏表紙よりあらすじ】
高校まで電車で通学しているユウナは、ときどき電車で見かける“ハル”に片思い中。他校に通う彼のことはまだ何も知らないけど、今は見ているだけで幸せな毎日。そんなある日、大事件が。朝、ユウナが目を覚ますと、“ハル”が隣で寝ていたのだ…!どうして!?新感覚のハートフルラブストーリー!!
amazonn:https://www.amazon.co.jp/product-reviews/4086014408/ref=cm_cr_dp_see_all_btm?ie=UTF8&reviewerType=all_reviews&showViewpoints=1&sortBy=recent
エブリスタ:http://estar.jp/_novel_view?w=10861219
◇◆◇◆◇
まず最初に。
私は映画から通学シリーズの世界に飛び込みました。
(映画のHPはこちら:http://tsugaku-movie.jp/)
最初に【通学途中】、次に【通学電車】を観ました。そのため、ハルが“こういうキャラ”というのを知らずとても驚きました。
だから、絶対に原作も読みたいと思い、やっと読むことができましたのでその感想をば。
彼らと同じような学生時代を過ごしたわけでは当然ないのですが、なぜか懐かしさを覚えるお話でした。
ななちゃんのどうしようもない幼さがとても愛おしい。
ユウナのどこまでもまっすぐで純粋な姿が、自分の気持ちや現状から目を背けてしまうハルの不器用さがとても好きだった。
みんな可愛いぜちくしょう。
読みながらユウナを全力で応援していたのだけど、ななちゃんも気になって気になって。でこピンしつつ叱りつけたい。可愛い。
いつかななちゃんが幸せになれるといいなあ。
あり方こそ間違ってしまっていたかもしれないけれど、ひとりの人をこれだけ真剣に好きになれるのならななちゃんはこれから先きっと素敵な女の子になれると思う。
ほんで岡崎くんが不憫で不憫で……!!!お前、幸せに!なれよおおお!!!;;;まじで。
めちゃんこいい男だと思うよ。。。なかなかいないぞこんな男子高校生……;;がんばれよ;;;;;
そして、ハル。
ユウナの部屋にいる時とは違う彼に「なんでそんな態度なんや!」ってとっても複雑というか憤慨した気持ちで読んでいました。
好きな男の子と同じ部屋で過ごすなんてすんごい甘そう! と思っていたのだけど、苦しくて痛くて、でも彼らの周りの人たちひっくるめて愛おしくなってしまうお話でした。
いっしょうけんめいに青春を送る彼らを全力で応援したい。あと、一回くらい一緒にカラオケ行って馬鹿騒ぎしてみたい。すんごい楽しそう。笑
学生時代、同じ学年にアイドルというかヒーローというか、超絶モテる男子がいなかったので岡崎くんみたいな男の子超憧れる。
野次馬を出し抜いてタオルとか渡して周りに睨まれたい気持ち。ふふふんって。
めっちゃ話それた。めっちゃ願望垂れ流してしまった。
終盤の電車のシーンでのユウナちゃんの姿に震えた。
最初と全然違う…!!って。強くなった姿がとてもうれしくて、その後に待っていた再会にぴゃあああああ///ってなった。
映画とはまた違った演出が憎い。
ええ、これからどうなるのかなってちょっとためらってしまったから悔しい。ぐぬぬ。
でも、どちらもすごく楽しんで通学の世界に浸れました。僕満足。
たくさんのシリーズが出ているようなので、順々に追いかけていきたいと思いますですすす。
作者のみゆさん、素敵なお話ありがとうございました(^O^)/
【視えるふたりの恋愛相談室/著:おみの維音さん】
【裏表紙よりあらすじ】
幽霊が視える特異体質の束(たばね)は、恋愛が苦手な女子高生。そんな束の唯一の親友・寧々(ねね)が突然彼氏にフられてしまった!? 寧々のために何かしたいと思い、恋の相談をしたらうまくいくと噂の人見(ひとみ)先生を頼った束は、“運命の糸が視える”人見の秘密を知ってしまい、「知られたからには放ってはおけない」と、まさかの恋の相談の手伝いをさせられることに。更にはクラスメイトの初山(はつやま)くんとも急接近で、束の周りが変わり始めて…?
https://www.amazon.co.jp/dp/B01N6JEYH6/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1
◇◆◇◆◇
以下長々と感想たれながしますネタバレにご注意ください。
とってもかわいいお話でした(*ノωノ)
最初は恋のお話なのかなーとほんわかした気持ちで読んでいたのですが、読み進めるごとに最初からちらちらと見えていた点が繋がっていきまっすぐな線が出来上がっておりました。
同時に、魅力的なキャラクターが次々登場してめっちゃそわそわした。
とくにあの、セイゴが好きなんや。
ほわんほわんしてるのに自分をしっかりと持っているギャップ。たまんない。好き。
束ちゃんはわりと彼の言葉を受け流していましたが、私聞いてた。ちゃんと聞いてたよ。何回子猫ちゃんて呼ぶねん好き。ってお返事してたよセイゴ。
それとあのあの、初山くんドツボすぎ。好き。
束ちゃんとの距離感が縮まっているのに、当の束ちゃんが全然気づいてないの可愛すぎ。たまんない。
好き過ぎて時々「ウブ山くん頑張って…!」って全力で応援してました(勝手に変なあだなで呼ぶ拗れた愛情表現を持っておりますのでご注意ください)。
束ちゃんの動向が可愛すぎてよくふふっと笑っていました。
人の感情の機微には敏感なのに、自分のことはにぶにぶで守ってあげたくなる縁結びさん可愛すぎ。
最初は少し冷たそうというか、自分の中に誰をも近付けさせない印象のある人見先生の人となりが明らかになるにつれ、とっても胸が苦しくなっていきました。
お、おめえ……苦労してきたんだな……好き。(語彙は吹き飛んでます)
すべてを察して、助言というか哀れみの言葉(主に初山くんに対して)をポツリと落とす瞬間がすごく好きでした。がんばれ初山くん! 気付いて束ちゃん!ゴロンゴロンってしてた。可愛い。束ちゃん可愛い。
文章がやわらかくて、それぞれのシーンが自然と脳内に浮かび上がってとても読みやすかったです。
とくに終盤の屋上のシーンが切なくて綺麗で、すごく好きです。
束ちゃんたちの日常をこれからももっと読みたいと思いました。
可愛いけれど、ただ可愛いだけでなく不思議で、切なくて、人との縁を大事にしたいと思うお話でした。
おみの維音さん、素敵なお話をありがとうございました( *´艸`)